スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

旅行記:流氷に舞う・オオワシ

流氷に舞うオオワシ

北海道知床岬、羅臼沖の流氷にて

(Feb. 25, 2010)

 

  Owashi-69.jpg 


知床峠を越えると目の前にオホーツク海が広がり、雲の隙間から射した太陽光が水平線を黄金色に一直線に浮かび上がらせた。

「あれが流氷ですよ」車を運転する安藤さんが教えてくれた。

羅臼の町から大分離れている。まだ2月末だというのに気温が高くなって流氷は遥か沖合まで遠さかっていた。

 


Owashi-125.jpg Owashi-119.jpg

写真をクリックすると大きくなります。

 

初めて見る羅臼の町は海よりの断崖に沿って道路が走り港や民家が建ち並ぶ、暗い雲が立ちこめて白い波が岩に砕け散る、どこか日本海側の淋しい風景に似ていた。

“知床旅情”に浸る間もなくボクたちは民宿にチェックインした。明日の朝は早い、夜が明ける前に流氷にたどり着くためには、4時に起きなくてはならない。


Owashi-105.jpg  Owashi-35.jpg

写真をクリックすると大きくなります。

 

真っ暗な埠頭に横付けの漁船を改造した観光船には30名余りの観光客が乗り込んできた。そのほとんどがカメラマンで大きな望遠レンズを抱えている。外国人の客も4、5人いた。

長野県地獄谷温泉のニホンザルと、釧路の丹頂鶴、そしてここの流氷とオオワシは外国人に人気の日本のネイチャー観光の・ベスト・スリーになっているのが理解できた。

 

 

Owashi-63.jpg
写真をクリックすると大きくなります。


30分近くで船は流氷に接近した。サーチライトで氷の上のオオワシが照らし出された。黄色い嘴と黄色い足が際立って見える。

夜が白々と明けると流氷のまわりには他にもカモメやオジロワシなどがいっぱい集めって来た。観光船から投げられる魚が目当てだった。


 

Owashi-99.jpg
写真をクリックすると大きくなります。


初めて近くで見るオオワシは、何となくとぼけた顔が親しみを感じさせた。アメリカの象徴ボールド・イーグル(白頭ワシ)は顔が整いすぎていて可愛さが感じられないが、このオオワシはもっとユーモラスな顔をしていた。

しかし頭から直接突き出たような大きな黄色い嘴と、他の鷲たちより一回りがっしりと大きな足と強い駒爪、からだ全体が戦うために作られたようなこの精悍な姿には北半球で見られる猛禽類で一番強いというだけの威光が感じられた。

 


Owashi-30.jpg Owashi-121.jpg

写真左はオジロワシ=写真をクリックすると大きくなります。

 

オオワシはオホーツク海やベーリング海の沿岸部、その周囲の島々など極東ロシアだけで繁殖し、冬になると日本や韓国,アラスカなどへ南下して来る。

日本へは流氷が押し寄せる頃が一番多くて、知床半島の羅臼には年によっては千羽以上が越冬する時もあるあるらしい。

それはこの海域で行われるタラ漁で漁船が捨てる小魚などが豊富に餌として得られるからである。


 

IMG_6681.jpg
写真をクリックすると大きくなります。


羽をいっぱい広げると3メートルもあるこの巨大なワシが海面すれすれで飛ぶ様はとても迫力がある。そしてあっという間に上空に駆け上りダイブして狙った獲物を万力みたいな強い駒爪で引っかける。

ここではオジロワシの姿も多く見かけたが、彼らには時々他のワシが捕まえた獲物を体当たりで横取りする習性がある。そこには“弱肉強食”の伝えどおり強いものだけが生き残れる野生の掟があった。


(この取材では横浜の写真クラブ”どんぐり”の皆さんのお世話になりました。ありがとうございました。)


 

Owashi-93.jpg
写真をクリックすると大きくなります。


オオワシ= Steller's Sea Eagle

全 長 90−105cm 翼開張 2.2−2.5m 体 重 5−9kg 世界のワシ類では最大級の大きさだ。 頭から直接突き出たような黄色い嘴は強大でよく目立つ。 長さ(嘴峰)66−75mmもあって、オジロワシ(46−55mm)、イヌワシ(38−44m)と比べてもかなり大きい。 雄より雌の方が大きくて、大きな雌だと9kgもあるサケやタラを掴んで海面を数百メートルも飛ぶ。主食は魚だが東シベリアではアザラシの子やホッキョクギツネも捕食することがある勇壮な鳥だ。

(巨大動物図鑑よりhttp://big_game.at.infoseek.co.jp/index.html


デジブックのスライドショーでお楽しみください。




スポンサーサイト

テーマ : 動物の写真
ジャンル : 写真

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

カズさん

Author:カズさん



全米の国立公園全58カ所を踏破したカメラマンが、60歳を機にアメリカ探険に再挑戦。観光では行けない、大自然と野生動物たちとの出会い。そして故郷日本へ帰り日本の野生動物、心の風景そして祭りに感動、28年ぶりの「日本再発見」を紹介します。それぞれの作品はデジブックのスライドショーで楽しめます。



HPへはこちらから

カウンター
最新記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新コメント
カテゴリ
フリーエリア
ワイオミング州の旅行情報
ワイオミング州の旅行情報> トリップアドバイザーにお勧めブログとして認定されました。
リンク
ご連絡はこちらから

お名前:
あなたのメールアドレス:
件名:
本文をお書き下さい:

検索フォーム
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。